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箱根山は噴火するのか? その2

2015年5月7日

箱根山 噴火警戒レベル2

小田原に住んでいると、箱根は庭のようなもので、先日も大観山から、湖尻、仙石原から乙女峠を抜けて新緑を楽しんできたところですが、GWに一気に動きを変えた箱根山。


全国有数且つ世界の観光地「箱根」を揺るがす大騒動でテレビでも連日トップニュース。
箱根 地鳴り箱根外輪山
写真上は、大観山から芦ノ湖と富士を望む
写真中は、「山腹が膨張している」「金時娘が金時山からみる大涌谷周辺で蒸気噴出が活発化している」などの話から、2月に写真を撮りに行った記事がこちら。
▪️箱根山は噴火するのか? その1

テレビでみてもいままでみた大涌谷よりも蒸気の噴出量は格段に多いことがわかります。
でも、ここ数日、テレビで伝えられる下からドーンと突き上げるような火山性地震であるが、いままで小田原で感じた地鳴りは全然聞こえてこない。これも変化の一つなのでしょうか?

<箱根は富士山のような大きな成層火山だった>
そもそも箱根山は富士山と同じような大きな火山で、大きな空洞が陥没したあとが周囲35kmに及ぶ古外輪山だそうだ。それは、東は明星ケ岳から、明神ケ岳、金時山が連なり、西は、乙女峠、長尾峠から三国山と芦ノ湖スカイラインで箱根峠に続く峰で囲まれた大きな火口であったわけです。
そのあと、中央にできたのが、その形からもまさに溶岩ドームである二子山や駒ヶ岳と神山や早雲山なのです。

<大涌谷は神山の噴火口>
さて、いま話題の大涌谷は、テレビの空撮でもわかるように駒ヶ岳から連なる神山の北面のえぐれた部分から水蒸気や硫化水素を噴出しているところです。温泉を当たり前に享受している日本人にとって大涌谷は身近な存在なのだが、桜島や阿蘇山、蔵王山と同じく、ここはまさに火口で、この神山の爆発は早川(何十万年後についた名前なのですがw)を堰き止め、埋まったところが仙石原で湿地帯となり、残ったカルデラ部分がいまの芦ノ湖なのです。

そんな大涌谷は遊歩道の閉鎖から始まり、黒たまごを食べることができなくなりました。
そして、6日、気象庁が噴火警戒レベルを2としたことで大涌谷の駐車場にも辿り着けない周辺立ち入り禁止に。

酒匂川箱根外輪山写真1は、浮世絵にある「小田原 酒匂川」。
写真2は、江戸時代に酒匂川の渡しのあったところから箱根山を望む。左側に、二子山、そして駒ヶ岳、その右が箱根山の最高峰で大涌谷のある神山、写真右端の高いなだらかな山が明神ケ岳)

<箱根温泉供給株式会社>
ここで問題となってきたのは大涌谷で温泉造成し、供給している箱根温泉供給株式会社の存在なのです。
そもそもこの会社は、明治期に仙石原で牧畜と農産物生産を始めた耕牧舎を設立した渋沢栄一子爵、益田孝男爵が関わっている。そして、昭和に入って、渋沢、三井、益田孝、大倉組などと組み興した会社で、大涌谷の蒸気に地下水を通し良質の温泉を造成し仙石原や強羅に白濁の硫黄泉を供給しているのです。

益田を始め、帝国ホテル設立に関わった渋沢や大倉の名が出ると、明治・大正期に小田原で計画されたフランク・ロイド・ライトの小田原ホテルを連想する人は通でしょう。市内板橋には、益田孝の掃雲台、大倉喜八郎の共寿亭や山縣有朋の古希庵があり、当時、大涌谷からではないにしても、箱根の温泉を小田原へ引き込むためのパイプが古希庵の敷地内にあり、閑院宮邸やあの小田原ホテルにも供給しようとした計画があったこともわかっている。

日本有数の観光地箱根であるが、GWの蔵王が、立ち入り禁止措置で観光客が激減してしまったことも報じられています。小規模噴火の可能性といっても、記憶に新しいあの御嶽山も小規模噴火であったことからも・・・いずれにしても、3200年間、噴火していない箱根山なので、その可能性は神のみぞ知るところでしょうか?

ちなみに、いまや年間1000万人を超えた外国人観光客への情報提供が、玄関口である箱根湯本あたりでしっかりできるようにして欲しいものです。

そして、毎日見る箱根山がその形を崩さぬように願うばかりです。

▪️箱根温泉と火山のことはこちら!
神奈川県温泉地学研究所

▪️箱根山
ウィキペディア 箱根山
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