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こゆるぎ座 荻窪用水記

2015年10月26日


劇団こゆるぎ座
創立70周年記念(第63回)公演
小田原藩治水録「荻窪用水記」

さて、こゆるぎ座のだしものである「荻窪用水」であるが、劇になるほどの難工事であったがその恩恵たるや、水田のなかった貧村であった足柄下郡荻窪村と用水沿いの五ケ村に70町歩の水田を拓いたとのことです。

※メモ
1町歩(10反)=約10,000㎡=1ha当たりの米収穫量は現在は70から100俵だそうです。
要は1反(300坪)=10アール当たり10俵。
ちなみに1俵=60kgって知ってました?
まぁ、江戸時代に今の収穫量は40俵くらいだったそうなので、70町歩だと単純計算で2,800俵。
年貢は四公六民、五公五民とも言われますが、二人扶持30俵とも言われる下級武士の俸録を考えるとたいそうな収穫量であることは確かですね。

【荻窪用水】
さて、さて、この荻窪用水ですが、農閑期で行商に来た足柄上郡川村(現山北町)の川口広蔵が村の困窮を知り用水整備に乗り出したと。
山北の瀬戸堰整備にも関わった経験を生かしたとはきくが、一介の農民がいかに資金や協力を得てこの20年にも及んだという難工事を成し遂げたのはかは不明とのこと。

小田原厚木道路をご存知なら小田原東ICから荻窪ICまでは平地から荻窪丘陵沿いに登っていますね。
この左手が荻窪で、ここに水を引くとなると更に高い所に取水口を設けないと無理なんですね。
小田原城下に上水を引き込んだ「小田原用水」の取水口は国道1号線が町中を過ぎ早川に沿って走る板橋で標高も低いのです。ここは荻窪ICを過ぎトンネルを抜けた小田原厚木道路の高架が上を通っていますから、取水口は更に上流しかありません。

長くなるので…勝手に中略…箱根湯本駅を過ぎ、駅伝でも有名だが、最近通行できなくなった函嶺洞門(かんれいどうもん)の反対側なのです。
ここから湯本駅の裏側の山間部を17もの隧道で結び荻窪まで約7km。山崎(湯本駅手前に最近できた1国と箱根新道のJCT付近)、入生田(地球博物館付近)、風祭(風魔の里)、水の尾を抜け(一部板橋にも)荻窪川につながり20町歩の新田ができたそうです。

さて、写真は水の尾の用水。
下の写真の右ガードレール先を左から右へ流れています。高いところを流れているのが分かると思います。








ここを下りた荻窪ICをくぐった右側(小田厚下りICを降りると正面=必ず一旦停止)には「貯水池跡」。








ここを左折し小田原駅方面に下っていくと市方神社近くにある市方堰。多分ここで右の水車側にも水を分けているのでしょう。








道の反対側には水車が残っている。






【めだかの学校】
めだか~の学校は~♪川のなか~で始まる童謡「めだかの学校」は茶木滋が子どもを連れて荻窪川(用水)で詠んで歌になったそうです。
めだか「めだかの学校」の紹介施設が、小田原税務署近くにあります。以前は、ここにも小田原の固有種・クロメダカがいたのですが・・・、いまはビオトープで静かに育てられています。


【山縣水道】
さてさて、長くなりましたが、明治の元勲山縣有朋の別邸に水を供給した「山縣水道」の水も実はこの荻窪用水からの分水で山中に直径26m、深さ4mの沈殿池から古稀庵に引かれていました。

もういいでしょう!公演のお知らせです。

⚫️劇団こゆるぎ座「荻窪用水記」二幕六場】
・10月31日(土)18時開演
・11月1日(日) 13時開演
・小田原市民会館大ホール
・入場料 1,000円

チケット: 平井書店、伊勢治書店、有隣堂小田原ラスカ店、井上楽器、小田原市民会館、ダウナシティチケットぴあ

問い合わせ: こゆるぎ座 080 3915 2211

70年も続くアマチュア劇団は、神奈川県で最古。常に小田原を舞台にしたオリジナル戯曲にこだわるこゆるぎ座。
観に行くことが応援です。是非に。


木馬きこりの木馬 READYFOR?
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