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箱根寄木細工 木屑にまみれて54年

2013年7月3日


ギャラリー城山



箱根寄木細工は、小田原にいると様々な機会や場所で目にすることが多い。

一般的には、お土産屋さんだろうが、このブログを見ている人にはお馴染みの、なりわい交流館、市民会館、清閑亭のほか、箱根のやまぼうしなどが思い浮かぶだろ。

今日は、ちと趣の違うギャラリーとともにご紹介しよう。

ギャラリー城山は、小田原駅西口(新幹線口、かつては裏駅ともよばれた)から、徒歩2分。
北条早雲像のあるロータリー左の交差点から50m緩やかな坂をワンブロック登った角を左に曲がると道の右手に大きな枝垂れ桜のある素敵な門が目印である。


まずは最初の作品。
ちょうどハガキをしまうのにちょうど良さそうな大きさの小箱。
箱根細工というと、様々な種類の木がもつ、それぞれ独特の自然
の色を使った幾何学模様を思い浮かべる方も多いだろうが、この
作品は濃淡の同系の2色を使った押し出しのない柔らかな色と紋
様で仕上がっている。




2つ目の画像は、下側の四角い板に注目。これは同じ材質の木に焼き焦げをつくり、これを材料に組み上げてある。伝統ある箱根細工ではあるが、若手のみならず長い経験を持ち、第一線で活躍しているこの匠も、やはり新しいものに日々挑戦し続けているんですね。




3つ目の画には、2つポイントがある。

1つ目のポイントは、前の画像で、敢えてコメントしなかった丸い盆であるが、それはこの画像の色にある。
この色の方が現物に近いからである。相変わらず携帯で、それも40kbレベルの画でなぜそこまでこだわるかというと、この作品群は、材料の色が自然色ではないからである。
そうです。これらの材料は、木を煮詰めて染色したものだそうだ。

2つ目のポイントは、この紋様である。
1枚目のシックな小箱にも使われている、同じ紋様である。
クリックして画を拡大して、よく見て欲しい。

箱根細工をある程度分かっている人には、随分手の込んだ仕事だな〜と感心する一方で、どうやってこれだけ均一の紋様を重ね重ねつくれるのだろうかと????

??なにが?と思う人に、ヒントです。

この細い曲線の枠で囲われた長方形が、こうも綺麗に繰り返されているということ。
直線でない曲線の細い枠の組み方・・・・・

ね。これ、どう見ても、曲線に見えるでしょ!
それに、この四角は、長方形じゃなく正方形なんですよ。

実は、「目の錯覚」だそうです!!


分かりましたか? まぁ「錯覚」ということが分かれば、この紋様の組み方は想像できるでしょうね(^^)b



すみません。ここまで随分引っ張ってきましたが、これを見れば「あ〜!」と思う方は箱根駅伝のツーですね。
今日、ここギャラリー城山で個展を開いている方は、あの箱根駅伝往路の優勝カップを毎年つくられている金指勝悦氏です。

無垢の材料を組み合わせ、それをかんなで削ったものを貼付ける手法から、独特の手法とデザインで無垢の寄木細工一筋の匠である。

この作品は、2013年1月(そう、今年の)第89回箱根駅伝往路の優勝カップ!のレプリカ! いや、プロトタイプだそうで、実際のカップはもう一段高くなっているそうだ。

昭和15年生まれということだが、パンフレットをみて「なるほど」と思った。

「温古創新」

作品を手に取って感じてもらうことにもこだわり、立派な作品を手
に持つお客さんを嬉しそうに見ながら気さくに話をしてくださる紳
士であった。

金指ウッドクラフト HP


金指氏の個展は、7月4日(木)で残念ながら終ってしまいますが、世界文化遺産登録を記念し、富士山をテーマとした芳澤一夫氏の個展が近々、ここギャラリー城山で開催されるそうだ。



是非、ちょっと時間があるときに少しだけ足を延ばせばこんな素敵なギャラリーが駅の側にあることを覚えていて欲しい。
そうそう、お茶も出るんですよ。待ち合わせにも使えます。

ギャラリー城山 HP

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