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茶室の扁額


2014年1月4日


初釜に間に合った

30年来の知り合いが新築の家に茶室を設けた。

設計者も知り合いで…、彼もお茶をやっている。

そんな繋がりで、庵の扁額を彫って欲しいと頼まれたのは秋だった。

建築中に見せてもらった茶室には、玄関からと客待ちのにじり口との二つの入り口があったことから、無謀にも「陰陽二つをつけたらどうか」と提案した。

そして施主と設計者が選んだのは、大雄山最乗寺のご神木の杉板。

う~ん。千家では杉が一般的らしいが、普段は樟ばかりだし、桜と欅は彫ったことはあるが、杉は柔らかいので、いつもの鑿と木槌は使えず、彫刻刀の出番である。とは言え、コツコツと彫り始めてはみたが、やはり杉は難しい。彫刻刀もこまめに研がないと切れ味がすぐ落ちるし、固い年輪と、年輪の間の柔らかい部分との固さがあまりにも違いすぎるのです。


これがまたとても難しいのです

材木は材の取り方次第で、縞模様の柾目(写真の上の浮き彫りに使用した材)と不規則な曲線となる板目(写真の下の彫り込みに使った材)がある。
特に板目の場合、同じように見えても裏表がある。外側を木表、芯側を木裏といい、間違って木裏に彫ってしまうと時間の経過とともに木目がはねてきてしまう。要は切り口にある年輪を見れば、どちらが表か裏かはすぐにわかる。

わかったような事を言っても、秋の文化祭で、鑿と木槌を振るってトーテムポールを彫っただけで、この3年ほとんど作品らしいものは作っていなかったし、久々に木に向かう。それも他人のものを彫るのは初めて

そんなこんなで、明日の初釜にやっと間に合った。

さて、依頼主は喜んでくれたのであろうか?

初釜のお客様の感想も気になるところだが、話題提供にはなるだろう
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